チャイルドシートはいつまで必要?選び方のノウハウも大公開!

チャイルドシートはいつまで必要?選び方のノウハウも大公開!

みなさんこんにちは。TCS(トヨタカローラ埼玉)です。こちらのマガジンでは、みなさんの豊かなカーライフのための耳寄りな情報を発信しています。

お子様の安全を守るためのチャイルドシート。初めてのお子様の誕生時に、ご購入を検討される方がほとんどだと思います。そんな子育てファミリーのために、知っておきたいチャイルドシートの基礎知識から選び方のポイントまでをご説明します。ぜひ、参考にしてくださいね。

1.

チャイルドシートの基礎知識

そもそもチャイルドシートとは?

チャイルドシートとは、体が小さくシートベルトを適切に着用することができないお子様のために、ベルトに変わる保護装置として誕生しました。これにより、乗車中のお子様の安全性が高まりました。種類は大きく3種類に分けられ、乳児用、幼児用、学童用があります。
日本では2000年に6歳未満の幼児に対するチャイルドシートの使用が道路交通法によって義務付けられました。そのため、チャイルドシートの未着用に関する罰則や罰金はありませんが、違反した場合には、運転手に対して交通違反点数1点が加点されます。

何歳まで着用が必要?

チャイルドシート着用の義務付けは6歳までですが、お子様の安全を守るためには、だいたい10歳くらいまで着用するのがベターです。なぜなら、自動車のシートベルトの規格が身長140㎝以上を対象としているから。
2008年に後部座席のシートベルト着用が義務付けになったこともあり、お子様がシートベルトを着用する機会も増えました。その際にそのままベルトを使用すると、身長が140㎝未満のお子様の場合、肩ベルトが首に当たるうえ、腰ベルトも柔らかいお腹の位置にかかることになり、強い衝撃を受けたときに首や内臓を損傷するなど、大変危険な状態に陥ってしまいます。
そのようなことにならないためにも、お子様の身長が140㎝に達するまでは学童用のチャイルドシートを使用することをおすすめします。

適切な取り付け方は?

基本的に、チャイルドシートは後部座席に付けることを推奨しています。助手席に取り付けるとエアバックが作動した際に、強い衝撃を受けることとなり危険です。ただ、どうしても、取り付けなければならない際には、座席を目一杯下げてスペースを確保しましょう。
特に、シートベルトで固定するタイプのものは、時間が経つとベルトが緩んだり、ずれたりすることもあるので、2~3カ月に1回点検して適切に装着されているかチェックをするとよいでしょう。
チャイルドシートは使う期間が短いため、譲ったり、売ったりする方も多いです。また、お子様の成長(体重や身長)によっては、チャイルドシートの買い替えを検討しなければならないこともあります。正しく取り付けて安全に使用するためにも、説明書や付属品などを保管しておきましょう。

2.

対象別でみるチャイルドシートの種類

乳児用

(使用の目安)
年齢:新生児~1歳頃
体重:10kg未満
身長:70cm以下
価格:5万円前後が主流

 

生まれたての赤ちゃんから腰が据わるまでの乳児に特化したタイプで使用期間は短いです。小さな体をやさしく包み込むような形になっており、全身を守るクッションを装備。赤ちゃんを衝撃からしっかりと守る構造になっています。寝ている赤ちゃんを車外にそのまま運ぶことができる取っ手付きの軽量キャリータイプも人気です。

幼児用

(使用の目安)
年齢:1~4歳頃
体重:9~18kg
身長:65~100cm
価格:4万~8万円が主流

 

メーカーによっては新生児から使用できるリクライニング可能な商品もありバリエーションも多彩。最も種類が豊富に揃い、使用期間も長めです。シートベルトで固定させるタイプの方が比較的安価ですが、固定がうまくいかないなどのデメリットがあり、少し高価にはなりますがシートと直結できるISOFIXタイプを選ぶ方も増えています。

学童用

(使用の目安)
年齢:4~10歳
体重:15~36kg
身長:100~140cm
価格:2万~3万円が主流

 

シートベルトは身長140㎝以上を対象に設計されているため、身長が140㎝に満たないお子様を対象としたシートです。背もたれがあるジュニアシートと座面のみのコンパクトなブースターシートがあります。1万円を切るような安価なものもありますが、安全性能の基準をクリアしたEマーク(国交省認定マーク)があるものを選ぶことをおすすめします。

3.

タイプ別でみるチャイルドシートの種類

キャリータイプ

赤ちゃんを寝かせたまま、車外に出ることができるキャリータイプ。赤ちゃんの体に負担を掛けず、包み込むようなバスケット型なので新生児から使えます。ベビーカーにドッキングできるタイプもあるので気になる方はぜひチェックしてみてください。使用期間はほかのタイプに比べて短いですが、使い勝手の良さと持ち運びのしやすさが魅力です。

座席回転タイプ

座席が回転するのでお子様の乗降がスムーズにおこなえるとともに、乗り降りさせる際の腰への負担も軽減。お子様の成長やシーンに合わせてさまざまに変化させられるフレキシブルさが魅力です。どちらかと言えば、スライドドアではない4ドアタイプで本領を発揮することが多いです。回転部分がありシート自体に高さがあるのであまり車高の高いクルマですと乗り降りが少し大変になるかもしれません。

座席固定タイプ

最もポピュラーなタイプ。シートベルトで固定するタイプと座席の固定金具と連結させるISOFIXがあります。回転機能がない分、軽量かつ安価で手に入りやすいものが多いです。シートベルトタイプのもののほうがISOFIXタイプよりも安価ですが、使用している間にベルトの緩みなどが出てきますので定期的に点検したり付け直すことをおすすめします。クルマを2台所有されていて載せ替え頻度が高い方にもおすすめです。

 

また、上記のタイプ以外にも、チャイルドシートやジュニアシートの代用品として、シートベルトの長さを変えて調節できる商品や座面だけを上げるブースターシートと呼ばれるコンパクトな商品もあります。いずれも、お子様の成長や使い勝手によって使い分けるのがよいでしょう。

4.

チャイルドシートの選び方のポイント

自分の要望をまとめよう

あらかじめ自分の要望をまとめておくと販売員への相談もスムーズです。また、各メーカーのホームページでも商品や詳細が掲載されているので参考にしてみてください。


重視されるポイントは、
 ・ご予算
 ・乗っている車種の特徴(4ドアorスライドドアなど)
 ・シートの乗せ換え頻度
 ・ロングユースしたいかどうか
 ・シートベルトタイプor ISOFIXタイプ
など、各々違いますので、ご自身のライフスタイルや家族構成を加味しながら、検討しましょう。

お店で相談してみよう

次に、ベビー用品店などへ行き、商品を見ることをおすすめします。さまざまなタイプのチャイルドシートがありますので実際に見て、触れて気になる商品をいくつか体験してみるとよいでしょう。
TCSでもトヨタ純正のチャイルドシートをクルマのご購入時にお買い求めになるお客様も多くいらっしゃいます。チャイルドシート認定員のスタッフがいる店舗もありますので、お気軽にお声がけください。

5.

まとめ

いかがでしたか。チャイルドシートにもさまざまな種類があり、お子様の安全を守るためにも成長に応じたチャイルドシート選びが必要だということがわかりました。TCSでは、チャイルドシートの取り付けサポートや各種ご相談にも応じておりますので、ご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。

わたしたちTCSでは、お客様に寄り添いながら「安心・快適」なカーライフのお手伝いをしております。埼玉県内33店舗にて、みなさまのご来店を心よりお待ちしておりますので、お気軽にお越しください。